さだまさし ~いま、僕が歌う理由~

感想と覚書

令和3年5月21日(金)19:57~20:45 長崎スペシャル さだまさし~いま、僕が歌う理由~がNHKで放送されました。

2021年で69歳になるさださんですが、全く老いを感じさせません。

この番組ではコロナ禍で音楽業界にとっては向かい風という状況の中で、さだまさしという人物が歌うことの核心に迫ります。

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「夏 長崎から」

1987年から2006年まで行われた野外無料コンサート「夏 長崎から」はさだまさしにとってどのような存在だったのでしょうか

僕の人生にとって宝物」 だったとさださんは言います。

当時映画の製作で多額の借金を抱えていたさださんでしたが、そんな中でも無料のコンサートを行うことを決めます。周囲からはバカか!と言われたそうです。

さださんが無料にこだわった理由は何だったのでしょうか。

まさし
まさし

家族連れで来て欲しかった。もしお金をとってしまうと大人は子どもを家に置いてくるだろうと思った。

まさし
まさし

ある年のコンサートで若いお母さんと小さな子どもが「いい音楽を聴くことが平和」と話していてそれを聞いたとき僕の思いが伝わったと感じた!

大人だけでなく子どもにも聴いてもらうことを考えて無料にこだわったのですね。家族で平和を思う1日にして欲しいという願いがあったようです。

さらに借金を抱えてまで行った理由は

まさし
まさし

いまやらないと長崎の人に恩返しできない。

まさし
まさし

僕の音楽人生の最後は長崎で歌いたい

という熱い長崎への思いがあったからだったそうです。

20年間続いた「夏 長崎から」は今でもさださんの歌手としての意識を支えていると語っています。

コロナ禍で歌う意味

2020年1月、全世界で新たな感染症が猛威を振るいました。

イベントやコンサートが軒並み中止となり、エンターテイメントを提供する業界は大きな影響を被ることになってしまいます。

まさし
まさし

世界中のコンサートが中止になった。このままだと音楽が止まると思った。

しかし、さださんは全国ツアーを行うことを決意、それにはコンサートのサポートバンド「さだ工務店」の後押しもありました。リーダー倉田信雄さんは

生の音楽は人の免疫力アップにも効果があるんじゃないかと是非コンサートをして欲しいとさださんに伝えます。

「自分たちは音楽を止めない」という意思のもとさださんとバンド仲間スタッフさんたちは『2020さだまさしコンサートツアー存在理由~』を決行。靴底の消毒、アルコールでの手指消毒など安全対策を徹底して感染者は一人も出しませんでした。

倉田さん
倉田さん

1曲目が終わった時の拍手が忘れられない。待ち望まれていたんだって改めて認識した。

まさし
まさし

最終日の大分市のコンサートが終わったとき無事に終えられたと思った。コンサートに感謝したツアーだった。

コンサートでは1曲1曲を丁寧に歌っていったさださん。

コロナ禍でのコンサートツアーはさださんもバンドの皆さんもスタッフさんも自分たちが観客に曲を届けるということに改めて向き合うきっかけとなったのでした。

最後に

歌手として長年活動してきたさだまさしさんですが、今回のこの番組を見て、こんなにも音楽を愛している人なんだなと改めて理解することができました。そして私達にも音楽を通じて楽しんだり、様々なことを感じて欲しいと強く願っています。さださんはその思い一筋で曲を私達に届け続けていることが伝わってきました。歌詞・曲に込められた思いが多くの人の心を動かしている理由がよく理解できる番組でした。さだまさしという素晴らしいエンターテイナーが存在してくれることに喜びを見つけたひとときでした。

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