長崎街道は別名シュガーロードと呼ばれています。
鎖国時代の唯一の貿易港、長崎には砂糖が輸入され、その砂糖は長崎街道を通って大量に運ばれたとされます。
以前、私が越中哲也先生(長崎の郷土史家)の講演会で聞いたのは
「砂糖はもともと貿易船が航海中にバランスを取るために積んだ」
という事実でした。
しかも最初は砂糖ではなく水だったとか、それが石に変わって
漆喰になり最終的にお金になる砂糖になったという話でした。
へえ~とその講演会で驚いたことを覚えています。
越中哲也先生について
物心ついた時から長崎くんちや精霊流しの解説といえば越中先生でした。
あの独特のひょうひょうとした話し方、ブラックユーモア、優しい雰囲気、わかりやすくておもしろい話。
越中先生は長崎県歴史界の宝です。あのようなお方は今後も長崎県には出てこないのではないでしょうか。
越中先生は毎年、精霊流しの解説で「来年は私があの船に乗っているでしょうね~」と言われますが、
まだまだ長生きしてほしいと心から願う越中先生大ファンの私でした。
日見宿から矢上宿の間には饅頭店がとても多かったと言われています。
「町で饅頭(まんじゅう)買(こ)うて日見で火貰(もろ)うて
矢上で焼いて古賀でこんがらかして
久山でうち食(く)うた」
という長崎街道のわらべ歌があるそうです。
実際、今現在日見地区には「日見峠饅頭」のお店が、矢上地区には「普賢饅頭」のお店があります。
古賀の松井糀屋に行ってみた
今回は古賀地区の松井糀屋さんに行ってみました。
前回の役行者神社から少し行くとのぼりがたっています。
お店に到着
小さなお店です。
早速お饅頭を購入して家に帰って食べました。
素朴な甘さでおいしかったです。
あまり種類はありませんが、いい雰囲気のお店でした。
次は甘酒を飲んでみたいです。
終わり