長崎街道で華やかな場所と言えば
前回の記事「松井糀屋」さんを過ぎ、そのまま1.5kmくらい進むと
本日の終点「古賀の藤棚」に着きます。
長崎街道はとても地味な場所が多いのですが、ここ「古賀の藤棚」は
時期になると見事な花を咲かせる見応えのある場所です。
そして4月下旬頃が見頃です。
長崎街道の休憩所としても利用されていました。
古賀人形がかわいい
京都の伏見人形、宮城の堤人形と並ぶ日本三大土人形の一つ古賀人形もこちらで作られているものです。
古賀人形の歴史は古く江戸時代にさかのぼります。
小川家という家族で代々受け継がれていて、現在も作られ続けています。
現代の製作者で19代目だということです。
長崎の郷土人形である古賀人形、郷土人形と聞くと和風のイメージですが、
この古賀人形はモチーフに「西洋夫人」「オランダさん」など異国のものもありちょっとおしゃれな印象です。
赤や黄色など鮮やかな色使いなのですが、土の下地なのでそんなに派手な発色にはならず、
素朴でかわいらしい人形です。
ただ、1体1体手作りの人形なのでけっこういいお値段がします。
長崎駅の近くにある長崎県の物産館で売っているようです。
昔ながらの日本家屋にももちろんですが、
おしゃれな若い方たちの現代のインテリアにもなじむのではないでしょうか。
私も「西洋夫人」を購入できたらなと思っています。かわいいので飾ってみたいです。
現在の藤棚の奥には民家があるため見学は注意してください。